相続登記に関する登録免許税の減免措置終了についてのお知らせ
平素よりお世話になっております。アイリス国際司法書士・行政書士事務所から、相続登記に関する大切なお知らせをさせていただきます。
受験生の方で、年内学習が順調にいっている方は問題ないのですが、順調にいっていないもしくは、本来想定していた内容に到達していない方向けに、今回は起死回生の「不死鳥(フェニックス)ルート」を解説していきたいと思います。ただし、初めに言っておきますが、万人向けの学習方法ではありませんので、やってみてうまくいく方はそのまま続けてみてください。
目次
1.年内学習で目指すべき内容
2.ダメだった場合の「不死鳥(フェニックス)ルート」
3.まとめ
1.年内学習で目指すべき内容
年内学習を順当に進んでいけば、まず到達するのが、暗記物の定着学習方法、初見範囲の攻略方法の習得などが挙げられます。学習方法の習得が明確になっていなくても、やっていく中でなんとなくですが、自分はこういったやり方でやっていけば、暗記物については何とかやっていけるとか、初見の範囲については、暗記と理屈のハイブリットで繰り返し攻めていけばなんとか行けるとか、そんな感じで学習方法が定着してくる時期になります。
しかし、学習方法をあれこれ試しているうちに時間がたって年末になってしまった方も多いのではと思います。
私も、初年度から2年目までは、学習方法が定着せずに、中途半端な状態で年を明けることが多かったです。3年目から変わったことは、予備校のカリキュラム学習に変えたことです。こうすることで、半ば強引に進捗を予備校の進行状況に合わせ、極力ついていくことで手いっぱいの状態だったと記憶しています。しかし、あれだけ独学でなしえなかった「基準点越え」を達成することができました。ここでの敗因は、一つ一つの課題に「こだわりすぎたこと」が原因だと考えています。強引にスケジュールを突き進むことで、今まで見えなかった「俯瞰して学習範囲を見れた」のだと思います。
当然、強引にスケジュールをこなしただけですので、深く理解できているところと浅いところが存在しています。これを平準化するために翌年度は、年内に一度全範囲(無理なら主要4科目のみ)を網羅的に見直していくことにしました。この時点で、合格圏内に入っていたと思います。これが一般的なルートだと考えます。
2.ダメだった場合の「不死鳥(フェニックス)ルート」
令和2年度の惜敗を受けて、9か月の学習期間で令和3年度司法書士試験1位を目指して編み出したのが「不死鳥(フェニックス)ルート」です。結果としては4位でしたが、その破壊力は絶大で、ミスはあったものの本試験でも極度に緊張することはありませんでした。一発合格されている方々も、おそらくですがこの「不死鳥(フェニックス)ルート」を初年度に無意識的に実施して合格されたものと思います。
私は、根性論や精神論を語ることはあまりしたくありません。それは、内容が具体的でなく、受け手にとってあまりにもふわっとした形でしか伝わらないからです。勉強しなくちゃいけない?そんなの当り前です。しかし、「不死鳥(フェニックス)ルート」を解説する前に、あなたがあなた自身と必ず一つのことを約束していただきたいのです。それは、「他責にしないこと」です。これからおとずれるすべての困難を人のせいにするのではなく、自分が甘いと考え、その甘さを克服していってください。本当は、あなたは気付いていると思うのです。本当はやれば確実に点数が上がるはずなのにやらなかったことが。死して尚、再び立ち上がり、困難に立ち向かっていくこと、これこそがフェニックスです。今まで誤った学習法を改善していきながら、学習した内容をものにしていくことがポイントです。それでは解説します。
一般的には、暗記と理屈で覚える学習を分けてやっていると思います。これは、択一も記述も同じです。これを暗記をベースに理屈をくっつけて学習していく方法です。勿論、法令によりその度合いは変えていく必要があります。
①民法 民法の学習範囲で暗記物の部分を穴埋め問題化して解きながら、この範囲に付随する過去問やストックしている民法の問題を1つの復習用の教材を作成して繰り返して使いこなしていく方法。民法の場合、条文をどの程度まで深堀するかで、その範囲のとらえ方が微妙に変わってきます。深堀さえすればいいのではなく、過去に一度も出ていない問題については浅く、抵当権・根抵当権はすでに学習しているかもしれませんが、先取特権や質権といった、出題されたときに大事故につながる範囲はきっちりと全体像を把握すべきです。
➁不動産登記法 不動産登記法の条文を読み込むのも大事ですが、ほとんど過去問を見ると、「先例」について問われている場合が多いと思います。テキストを見ていただくとわかると思うのですが、体感ですが3割ぐらいは先例だと思います。つまり、通常のやり方に「例外的な取り扱い」を組み込んだような形になっていることがわかると思います。勿論、条文を理解しておくことは重要なのですが、「先例」無くして得点は絶望的になると思います。
③会社法・商業登記法 条文から入ると大やけどを負います。必ず、テキストの解説から入っていきましょう。ここで重要な点は、過去問でよく問われる個所の暗記部分をきっちり覚え、その暗記した内容に付加して理屈をくっつけていく感じです。
範囲も広いですので、まとめるのにも時間がかかると思いますが、3か月である程度完成させてください。足らずは、4月からの模試などから弱点を見出し追加学習をしてみてください。
そして、やった内容の記録(日付とかかった時間)は、必ず記録するようにしておき、2回目3回目の時に、どのくらい効率化できているかを常に意識するようにしてください。やりっぱなしやきっとできていると思い込むのはご法度です。客観的な数値化をして比較を忘れないでください。
3.まとめ
この「不死鳥(フェニックス)ルート」を使いこなすには、それなりに覚悟が必要です。予備校のせい、テキストのせい、環境のせいにしたところで、何も生み出しません。そこに脳のリソースを奪われるくらいなら、覚悟してやるべきをやる学習方法を徹底したほうがいいと考えます。そして、この困難を乗り越えられた時の自信こそが、独立したときの大きな礎になることでしょう。失敗を失敗のままにせず、活かしてこその失敗です。徹底的に改善をすれば光は見えてきます。
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